巨人野球賭博で3投手が処分対象に。黒い霧事件の苦い記憶 [スポーツ]
※出典：http://www.asahi.com
本日、巨人の久保博球団社長が、今回の野球賭博
について謝罪しました。
当初、関与の疑惑があった福田聡志投手（32）
だけではなく、新たに笠原将生投手（24）、
松本竜也投手（22）も加わり、合計3名が関与した
と発表しています。
球界には、野球賭博に関して
「黒い霧事件」 と呼ばれる苦い記憶があります。
黒い霧事件
1969年～71年にかけて起こった野球賭博に関する
問題が、「黒い霧事件」と呼ばれるものです。
暴力団とプロ野球選手が絡む事件で、
複数球団の計20人が処分を受けました。
発端となった西鉄（当時）はオーナーが辞任し、
池永正明投手ら4選手が永久追放となりました。
（池永氏は2005年に復権）
日本野球機構（NPB）の幹部は
「球界は黒い霧を繰り返さない
という決意でやってきた。
全力で暴力団排除に取り組んできた」
と語りますが、
今回のような結果になってしまいました。
先日、
巨人高橋由伸現役引退が濃厚か。球団は次期監督に由伸一本化
という記事を書いたばかりだったのですが、
このような不祥事が出てきては、
新しい監督選びをしている場合なのかと
いささか疑問に感じてしまいます。
考えようによっては、原元監督は
こういったことを見越して辞めたのか？
などと勘ぐってしまいます。
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3投手の処分
■ 笠原投手について
福田投手に対して
野球賭博関係の男性を仲介していた
とされていましたが、
自身も昨年4～10月にプロ野球約10試合について
賭博を行ったということです。
また、別の野球賭博関係者を通じても、
昨年のプロ野球10～20試合で賭博を行っています。
巨人戦での賭博は無かったようです。
■ 松本投手について
昨年6～10月に、
笠原投手を介して知り合った賭博関係者らとともに
プロ野球の十数試合で賭博を行ったといいます。
巨人戦での賭博は無かったようです。
■ 福田投手について
今年5～9月に高校野球や
大リーグの勝敗で賭博をしたほか、
8～9月にプロ野球の約10試合でも賭博をしたと認定。
さらに、福田投手と笠原投手は、マージャンやバカラでも
野球賭博関係者とともに賭博を行っていたようです。
また、巨人戦でも賭博を行っていました。
これらは、調査委員会が携帯電話の削除されたメール
などを復元し、分析した結果分かったといいます。
結構、本格的に調査したんですね。
3選手とも、野球協約180条の
「賭博行為の禁止および暴力団員等との交際禁止」
に違反する行為にあたり、
１年または無期の失格処分となる見通しです。
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ドラフト会議への影響
今回、20代の選手2人が
関与しているということで、
まだ若い世代の選手が
こういった行為に及んでしまったのは残念です。
今回は巨人内部の話となっていますが、
他球団は大丈夫という確証もありません。
ドラフト会議も始まりますので、
これから選手になる方はもちろん、
親御さんも心配されることと思います。
個人的には、
こういった膿は完全に出してしまった方が良い
と思いますので、各球団それぞれ、
または権限を持った調査委員会を作り、
全球団で調査をしてしまった方が
今後のためになるのではないかと思います。
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